成年後見制度とは
成年後見制度は、判断能力が不十分なために、財産侵害を受けたり、人間としての尊厳が損なわれたり しないように、法律面や生活面で支援する仕組みです。 高齢者施設などに入所するためには入所契約が必要となりますが、認知症になった場合等で、判断 能力が不十分な時には、成年後見制度を利用して、有効な法律行為となるようにする必要があります。
法定後見制度開始までの手続きの流れ
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ご相談
家庭裁判所への申立
審理
法定後見の開始の審判
審判の確定
法定後見の開始
まずは現状やお悩みをお聞かせ下さい。 一緒に今後のことを考えましょう。
家庭裁判所の調査官による事実の調査を行う手続きをします。
申立人、本人、成年後見人(保佐人、補助人)候補者が家庭裁判所に呼ばれて事情を 聞かれます。家庭裁判所は、後見(保佐、補助)開始の審判をするためには、明らかに その必要があると認められる場合を除いて、本人の精神状況について医師その他適当な 者に鑑定させます。
申立書に記載した成年後見人(保佐人、補助人)候補者がそのまま選任されることが 多いですが、場合によっては家庭裁判所の判断によって弁護士や司法書士が選任される こともあります。
裁判所から審判書謄本を受け取ってから2週間は不服申立の期間となり、即時抗告が ない場合は審判が確定します。家庭裁判所が東京法務局に審判の内容が登記されるよう 嘱託します。
東京法務局等で登記事項証明書が取得できます。